2007年5月22日火曜日

世界が注目している「浅草学」

週間猫の目編集局

この連日、浅草の三社祭で神輿に担ぎ手が
乗ることへの是非が、新聞、テレビなどの
報道を賑わしていた。

今日は、そのことの是非を論じるわけではなく、
改めて浅草という”まち”を世界が注目して
取り上げていることを書いてみたい。

明治大学独文科の井戸田教授の話だ。
今、ヨーローッパ、特にウィーンなどの
まちの学会では、日本のまちの中では
歴史ある京都でもなければ、奈良でもなく、
浅草が注目を浴びて学者たちの関心を
集めているという。
なぜ、ヨーローパの長い歴史ある都市文化
を有する学者たちの間で、浅草が関心を
もって取り上げられるのか?
どうも、その独特なまちの成り立ちにあるらしい。

下町浅草は、浅草六区に代表されるように
大衆文化発祥の地として発展をしてきた。
この大衆芸能文化が生まれた背景には、
どうやら、出稼ぎでやってきた地方の人々が
この地に根を下ろして、笑いや憩いを求めて
作り上げた文化が、浅草六区に見られる
大衆芸能文化の地を育んできたという。
この庶民の文化にヨーロッパの都市文化を
研究する人々には日本の文化を感じるの
だそうだ。
井戸田教授の話では、ドイツ、オーストリアなど
の国の学会で浅草について話をすると
ヨーロッパの学者たちの目の輝きが違うという。
まさに、これからは「浅草学」が注目を浴びるとの
ことであった。

戦前の浅草六区には、常盤座という劇場があった。
URL参照
http://e-arashima.net/tokiwaza.html
エノケンなどかつての名喜劇俳優が活躍した場だ。
この常盤座の社主、根岸浜吉は、実は、井戸田教授の
曽祖父にあたり、猫の目筆者にとっても同じだ。
浜吉の子、根岸若之介は舞台役者として後進の指導に
あたり、島田省吾などの名役者を育てたと聞いた。

カンヌ映画祭では、世界の北野こと、北野たけし監督が
世界の注目を浴びて活躍しているが、この浅草が
活動の原点となっている。
浅草は、本当に多くの大衆芸術を担う人々を輩出してきた。
日本が世界に誇れる文化の香りのする”まち”なのである。
URL参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/浅草公園六区
さあ~て、昔懐かしくも新しい文化の香りを酒の肴に
「浅草に乾杯!」となじみのBarでも見つけにでも
でかけようか。

           猫の目

             

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